あらすじ

2025年4月24日

第一話 有馬窯元M&A事件

 有馬焼窯元は後継者問題で悩んでいたが、長男に継がせることができないならと、メインバンクの紹介する買収話に乗りかける。

 また、中学教師を定年退職した坂元八造と外資系投資銀行を辞めざるを得なかった金田俊哉はファミリーオフィス銀座に入社し、不動産業者深田金司の指導を受け、有馬温泉の近くで観光開発事業を企画する業者を探し出そうと罠をしかける。

 一方、公益財団法人みやこ財団では、「国土防衛会議」が開催され、国土を侵略する多国籍犯罪企業WSSPが日本に進出したことが判明した。その日本法人である一般社団法人日本名勝保護協会(JSSP)が国土買収と水源を狙っていて、次のターゲットが有馬温泉近くの水源らしいのだ。

 さらにWSSPはCNT(カーボンナノチューブ)を世界中から中国新疆しんきょうウイグル自治区カシュガル地区に集めているようだが、その目的も不明である。

 かくして、有馬焼窯元は買収企業の末端である不動産コンサルタント西川しんと面談をし、基本合意が結ばれた。

 しかし、西川は共同出資事業で坂元と金田に面談し、日本名勝保護協会に疑念を抱いて紹介者の宅安物産役員宅安漬雄に「疑わしい取引」の報告をすることを告げる。

 果たして窯元一家の運命は!

第二話 AGIボナパルト

 独立系ファミリーオフィス銀座を舞台にした元スイスのプライベートバンカー伊勢信一郎の活躍をえがくシリーズ第二話。今回はリーダー栗原美雪がWSSPと対峙します。

 名古屋の医療法人理事長は後継者が怪しい投資話に勧誘されているのではないかと心配していました。中東のドバイでは宅安漬雄が日本のMS(メディカルサービス)法人社長達を集めてAI知能を持ったフランス製手術支援ロボット「ボナパルト」の先進性、投資対象としての価値を熱弁しており、参加した後継者の長男は医師の兄弟を妬んで「ボナパルト」の医療機関へのリース事業に仮想通貨で投資し、利益を出して見返してやろうとします。

 一方、半島北の指導者金朴恩(キム・パクウン)は新疆(しんきょう)ウイグル自治区カシュガル地区に独立宣言した国家に亡命しようとしていました。そこでは現代のバベルの塔が密かに建設されつつあり、AGI(汎用人工知能)「ボナパルト」が目を覚まします。この塔の建設には多国籍犯罪企業WSSPの影がありました。果たしてWSSPの真の目的は!